コンタクトと乱視2 直乱視



目の構造上、光を屈折させる部位は角膜水晶体の2箇所あります。

角膜は黒目です。後ろの虹彩の色が見えているだけで、全く無色透明です。

日本人と西洋人の眼の色が異なるのは、角膜ではなく虹彩の色の差です。

水晶体は虹彩の後ろにあるレンズで、毛様体筋の働きで厚みを変えることでピントを合わせます。これを調節といいます。乱視というのはこの2箇所の屈折の状況が複合されて出た結果です。

前回も話しましたが、乱視と聞くととても驚かれる人が少なからずいるのですが、ほとんどの場合には簡単に矯正できるものですので、心配しないでください。

乱視には正乱視と不正乱視があります。前者は矯正しやすくほとんどのひとがこれにあたります。後者は角膜が歪んでいたりでこぼこしていたりして、強制が困難な乱視です。今回は正乱視について述べていきます。

正乱視の場合、乱視に軸があって、多くの正乱視が180度±20度くらいの横方向に軸を持った乱視です。これを直乱視といいます。仮に近視がない場合、お月様を見ると縦楕円に見えます。ソフトコンタクトもハードコンタクトも適応ですが、ソフトコンタクトの場合には乱視付きのほうが良い可能性があります。

直乱視の場合には、ハードレンズを入れるだけで、乱視は打ち消されます。前回、角膜の形はラグビーボールのようだといいましたが、そこに球を切ったようなハードレンズを入れると、隙間に涙がたまって一体化するためです。

次回は直乱視とは反対の倒乱視についてお話しします。

~つづく~