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コンタクトと乱視3 倒乱視



倒乱視とは90度軸を持った乱視です。

この場合、横方向に乱視が出現するので、お月様を見ると横楕円に見えます。

この乱視はコンタクトレンズにとって少々厄介です。

とくにハードレンズを倒乱視に合わせると、本来打ち消されていた水晶体の乱視が出現します。すると、本来自分が持っている乱視より数値が大きくなり、見えにくさも増加するのです。

また、倒乱視の人の目はもともと角膜乱視が少ない球のような目をしている人が多いため、コンタクトレンズが安定しにくく、上下左右に右往左往しがちです。ですので、コンタクトレンズにとっては、若干直乱視があるような目のほうが実は合わせやすいのです。

このことはソフトコンタクトレンズをあわせるときにも言えることで、1mmぐらいの動きを期待したい時に3mmほど動くような場合には、倒乱視の人が多い傾向にあります。ただ、各コンタクトレンズの素材や厚み・設計を熟知しているコンタクトレンズフィッターにあたれば全く問題ありません。

それと、医学書にも載っていないことですが、俗に言う老眼がでるころには、ほとんどの人の目が倒乱視化してきます。(最近は載っているかもしれません)。

これは、水晶体または毛様体筋の老化に起因するものと思われます。経験則上、多くのデータを見て気が付きました。

また、かつて某プロ野球の有名選手の担当だったことがあったのですが、彼もまた同じように倒乱視化していました。もともと正視だった人に倒乱視が出てくるとかなりぼやけがきになるようで、彼の場合にはキャッチャーの出すサインが見辛いといっていました。

個人的には、ここ1・2年のイチローの不調の原因は倒乱視化ではないかと思っています。

このあたりのことを、機会があればまた語りたいと思います。